平成22年4月27日(火)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第21回名人会肉用牛枝肉研究会」を開催しました。
この研究会は、全畜連・茨城県畜連・雪印種苗㈱が共同で開催し、配合飼料「名人」の統一した飼育管理による枝肉を全国から集めた研究会です。今回は、6道県(北海道・茨城県・千葉県・長野県・島根県・熊本県)から黒毛和種55頭(去勢45頭・雌10頭)を出品しました。また、一貫経営を行なう生産者も増えており出品牛55頭中22頭が自家産牛という点も、研究会の特徴となっております。
全体では、A5率63.6%・上物率92.7%・平均BMS№8.0・枝重518㎏・単価1,770円・販売917,155円という成績で、枝肉相場の影響で価格は今ひとつ伸び悩みましたが、高いレベルの枝肉が多く揃った感じの研究会となりました。
また、褒賞式・研究会の終了後には、雪印種苗の二井氏を講師として「脂肪の“質”向上技術開発について」をテーマとした肥育技術勉強会を開催し、多くの参加者が熱心に勉強しておりました。
入賞者は、次のとおりです。
【最優秀賞】北海道・玉置久嗣・去・百合茂×福栄×糸福・BMS№12・506㎏・2,732円
【優秀賞1席】茨城県・華川牧場・去・糸福×茂重桜×藤桜・BMS№10・584㎏・2,299円
【優秀賞2席】茨城県・日本農業研究所・雌・松福美×安茂勝×北仁・BMS№11・434㎏・2,296円
【優良賞】北海道・新ひだか町和牛センター・去・安雪照×藤桜×糸光・BMS№10・434㎏・2,208円
【優良賞】千葉県・島田昭・去・安福久×安糸福×平茂勝・BMS№10・459㎏・2,092円
【優良賞】千葉県・高宮信和・去・茂勝栄×福桜×安平・BMS№10・529㎏・1,993円
【優良賞】島根県・かつべ種畜牧場・去・隆之国×茂重桜×茂宗・BMS№10・513㎏・1,906円
次回(第22回名人会肉用牛枝肉研究会)の開催は、6月18日(金)上場の予定です。