第19回「名人会」肉用牛枝肉研究会

 平成21年11月6日(金)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第19回名人会肉用牛枝肉研究会」を開催しました。

 この研究会は、全畜連・茨城県畜連・雪印種苗㈱が共同で開催し、配合飼料「名人」の統一した飼育管理による枝肉を全国から集めた研究会です。今回は、6道県(北海道・茨城県・千葉県・長野県・島根県・熊本県)から黒毛和種51頭(去勢44頭・雌7頭)を出品しました。

 枝肉成績は5等級率は51%と良い内容でありましたが、枝肉相場の低迷する中で販売価格が伸びなかったことが残念でした。今回の入賞者は、次のとおりです。

【最優秀賞】茨城県・矢内邦男・去・福之国×安平×福桜・BMS11・546㎏・2,611円

【優秀賞1席】北海道・新冠町有牧野・去・茂勝栄×平茂勝×安平・BMS№10・510㎏・2,410円

【優秀賞2席】茨城県・田上扶美江・雌・菊茂勝×北国7の8・×安谷土井・BMS№9・486㎏・1,929円

【優良賞】北海道・平尾博・去・安茂勝×奥茂×糸晴波・BMS№10・496㎏・2,436円

【優良賞】茨城県・研修農場・去・茂勝栄×福之国×上福・BMS№10・592㎏・2,250円

【優良賞】北海道・柴田良幸・去・北平安×平茂勝×糸弘2・BMS№10・460㎏・1,881円

【優良賞】茨城県・設楽俊夫・雌・百合茂×紋次郎×安福栄・BMS№8・449㎏・1,974円

44 最優秀賞 矢内邦男③

  また、研究会終了後に開催された肥育技術勉強会では、本会の中川徹総務部長が講師となり「肥育における粗飼料の重要性について」をテーマに講演会が行われました。国産稲ワラの普及が進む中、ビタミンA含有量の高い稲ワラを肥育前期に与えてしまった事例等の話に、出席者は真剣に耳を傾けておりました。