第2回名人会肉用牛枝肉共励会

意見交換会の様子

平成25年2月22日(金)、東京食肉市場において「第2回名人会肉用牛枝肉共励会」を開催しました。名人会は全畜連・茨城県畜連・雪印種苗(株)の共催により、配合飼料「名人」の統一した飼育管理による枝肉を全国から集め、毎年5回の枝肉研究会を開催しております。今回は、昨年から格上げされた第2回目の「共励会」としての開催で、7道県(北海道・青森・茨城・栃木・千葉・島根・熊本)から黒毛和種70頭(去勢51頭・雌19頭)を出品しました。

本共励会においては、芝浦初の取り組みとして「オレイン酸特別賞」を新設しました。名人会では、脂肪の美味しさ成分として注目されている「オレイン酸」に関する測定や分析作業を行っており、その結果として、今回の出品牛から「オレイン酸測定値の高い(良質な脂肪をもつ)上位3頭」を特別賞として推奨しました。

今回の取組にあたっては、共励会前日に開催した前夜祭(21日、御殿山ガーデンホテルラフォーレ東京で開催)において多くの買参人や関係者を招待し「オレイン酸比較試食会」を実施し、違いを体感していただきました。

今回多くの注目を集めた「オレイン酸特別賞」が、今後は生産・流通・販売をつなぐ情報開示の架け橋となることを期待しております。

本共励会の成績については、下記をご参照下さい。

次回(第34回名人会肉用牛枝肉研究会)開催は、平成25年4月24日(水)上場の予定です。

名誉賞・沼田精次氏の枝肉

最優秀賞・青山眞士氏の枝肉

オレイン酸特別賞の刻印

第2回「名人会」
肉用牛枝肉共励会結果

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