平成24年8月29日(水)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第46回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会」を開催しました。今回は、県内生産者より黒毛和種30頭(雌6頭、去勢24頭)を出品しました。
厳正な審査の結果、最優秀賞に佐藤宏弥氏(常総市)、優秀賞1席に石崎均氏(茨城町)、優秀賞2席に栗原幹夫(筑西市)、優良賞に宇都木一夫氏(古河市)と倉持伸一氏(八千代町)の出品牛が選出されました。
最優秀賞選出の佐藤宏弥氏は、茨城県内でトップクラスの優良一貫経営生産者です。昨年は相場の低迷する中でも非常に優秀な成績を残し、現在多くの生産者が佐藤氏を目標にしています。研究会前日の温屠体評価では、入賞常連者の石崎氏か佐藤氏が最優秀候補でしたが、前回のチャンピオンの石崎氏を退け、見事、佐藤氏が最優秀賞に選出されました。
出品牛全体では上物率90.0%・BMS№7.2という成績で、前回研究会のレベルを上回ることができました。
セリ後の勉強会では、出品者・JA・協賛団体のメンバーに、茨城県立農業大学校の生徒の皆様なども参加され、いつも以上に様々な意見が交わされました。東京食肉市場からは「肉量がしっかりした枝肉がそろっていた。単価も伸び、手が出せない買参者もいた。」とのコメントをいただきました。
茨城県畜連常陸牛研究会は多くの協賛を頂き、入賞者の賞品も楽しみの一つです。4月から始まった賞品の「常陸牛」も好評です。出品者の方にはぜひ一度手にして頂きたいです。
今回の入賞者は、次のとおりです。
【最優秀賞】佐藤宏弥(常総市)・去・美津神×百合茂×北国7の8・BMS№11・557㎏・2,377円
【優秀賞1席】石崎均(茨城町)福之国×安平×糸秀・BMS№10・481㎏・2,201円
【優秀賞2席】栗原幹夫(筑西市)福安照×平茂勝×安福165の9・BMS№10・613㎏・2,202円
【優良賞】宇都木一夫(古河市)第2平茂勝×美津福×北国7の8・BMS№9・516㎏・2,119円
【優良賞】倉持伸一(八千代町)勝忠平×福之国×安平・BMS№9・493㎏・1,805円
次回(第36回茨畜連常陸牛共励会)は、平成24年9月28日(金)上場で開催する予定です。