平成24年6月29日(金)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第44回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会」を開催しました。今回は、県内生産者より黒毛和種32頭(雌4頭、去勢28頭)を出品しました。
厳正な審査の結果、最優秀賞には石崎均氏(茨城町)が、優秀賞1席には宇都木一夫氏(古河市)、優秀賞2席には佐藤宏弥(常総市)が、優良賞は市村あつ子氏(茨城町)と峯島勝則(那珂市)の出品牛が選出されました。
最優秀賞牛出品の石崎氏は、畜連研究会のタイトルを過去に幾度となく獲得し、農林水産大臣賞を5度も受賞している、茨城県でも3本の指にはいる名生産者です。
石崎氏の出品牛は枝肉重量に富み、ロース芯の形やバラのつくりが非常に整いサシの入った枝肉
出品牛全体では上物率84.0%・BMS№7.5という成績で、前回研究会のレベルを維持することができました。
セリ後の勉強会には、出品者並びに関係者が参加し限られた時間の中で様々な意見交換が行われました。東京食肉市場からは「通常の茨畜連常陸牛研究会 に比べ3等級が若干多い感じがあるが、いつも同様に多くの買参者がついており、相場の下がっている中でも安定した価格であった。」とのコメントがありまし た。
本研究会は、今後もより高いレベルを目指して、日頃からの巡回や選畜に力をいれてまいります。
今回の入賞者は、次のとおりです。
【最優秀賞】石崎均(茨城町)・去・北国関7×第1花国×福栄・BMS№10・556㎏・2,175円
【優秀賞1席】宇都木一夫(古河市)第1花国×菊谷×北国7の8・BMS№9・514㎏・2,100円
【優秀賞2席】佐藤宏弥(常総市)百合茂×牛若丸×平茂勝・BMS№9・598㎏・2,152円
【優良賞】市村あつ子(茨城町)平茂晴×平茂勝×福昌・BMS№9・536㎏・1,802円
【優良賞】峯島勝則(那珂市)安福勝×福之国×安平・BMS№9・549㎏・1,687円
次回(第45回茨畜連常陸牛研究会)は、平成24年7月31日(火)上場で開催する予定です。