平成24年5月11日(金)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第43回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会」を開催しました。今回は、県内生産者より黒毛和種21頭(雌6頭、去勢24頭)を出品しました。
厳正な審査の結果、最優秀賞には設楽俊夫氏(笠間市)が、優秀賞1席には倉持伸一氏(八千代町)、優秀賞2席には本会直営の米平牧場(高萩市)が、優良賞は華川牧場(北茨城市)と加藤牧場(日立市)の出品牛が選出されました。
最優秀賞に選ばれた設楽氏の出品牛は、モモヌケ、腹の内面、肩など、どの部位においてもしっかりとサシが入っている見事な枝肉でした。優秀賞1席の倉持氏の出品牛は、非常に肉量があり、サシもしっかりと入った体型の良い枝肉でした。
出品牛全体では上物率83.4%・BMS№7.4という成績で、前回研究会を上回ることができました。
セリ後の勉強会では、東京食肉市場より「いつもに比べると3等級率は若干高いが、全体的に高値を付けている。さすが常陸牛だ」とのコメントがありました。
今後も注目度の高い枝肉研究会にできるよう、常に努力してまいります。
今回の入賞者は、次のとおりです。
【最優秀賞】設楽俊夫(笠間市)・雌・安福久×平茂勝×安平・BMS№12・473㎏・2,480円
【優秀賞1席】倉持伸一(八千代町)美津照重×勝忠平×第1花国・BMS№12・565㎏・2,550円
【優秀賞2席】米平牧場(高萩市)北平安×平茂勝×安福165の9・BMS№10・513㎏・2,170円
【優良賞】華川牧場(北茨城市)平茂晴×平茂勝×安平・BMS№9・512㎏・2,002円
【優良賞】加藤牧場(日立市)茂勝栄×美津福×菊谷・BMS№9・486㎏・1,918円
最優秀賞・設楽俊夫氏の枝肉 |
優秀賞1席・倉持伸一氏の枝肉 |
次回(第44回茨畜連常陸牛研究会)は、平成24年6月29日(金)上場で開催する予定です。