平成24年2月10日(金)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第40回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会」を開催しました。出品頭数は前回同様で黒毛和種30頭(雌8頭・去勢22頭)の出品となりました。
厳正な審査の結果、最優秀賞には倉持一氏(下妻市)が、優秀賞1席には栗島喜好氏(下妻市)が選出されました。両氏とも筑紫畜協の生産者であり、どちらも脂肪交雑に富んだ素晴らしい枝肉でしたが、枝肉重量で上回り常陸牛らしさのある倉持氏が僅差でチャンピオンを勝ち取りました。
優秀賞2席と優良賞にも筑紫畜協からの出品者が名を連ね、枝肉相場の低迷する中でも去勢平均で914,682円という数字を記録しました。
セリ後に行われた褒賞式・勉強会には多くの方々にお集まりいただき、さまざまな意見が飛び交うなど賑やかな雰囲気になりました。市場からは「枝肉相場に関わらず、常に重量・脂肪交雑が優れているのは常陸牛だけ」というお言葉を頂きました。
出品牛全体では、上物率86.7%・BMS№7.3と前研究会の成績を上回りました。今後も常に注目度の高い枝肉研究会にできるよう努力してまいります。
今回の入賞者は、次のとおりです。
【最優秀賞】倉持一(下妻市)・去・藤平茂(大分)×福桜×北国7の8・BMS№12・561㎏・2,312円
【優秀賞1席】栗島喜好(下妻市)・去・北平安×北勝隆25×安福・BMS№12・494㎏・2,365円
【優秀賞2席】渋澤誠(筑西市)・去・奥安福×平茂勝×第5隼福・BMS№10・529㎏・2,226円
【優良賞】倉持伸一(八千代町)・去・安糸福×勝忠平×安平・BMS№9・578㎏・1,754円
【優良賞】加藤牧場(日立市)・去・安福久×勝忠平×神高福・BMS№9・533㎏・2,006円
最優秀賞・倉持一氏の枝肉 |
優秀賞1席・栗島喜好氏の枝肉 |
次回(第41回茨畜連常陸牛研究会)は、平成24年3月6日(火)上場で開催する予定です。