第37回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会(共励会に続き佐藤氏が連覇)

平成23年10月13日(木)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第37回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会」を開催しました。今回の研究会は、県内生産者より黒毛和種30頭(雌4頭・去勢26頭)を出品しました。

厳正な審査の結果、最優秀賞には佐藤宏弥氏(常総市)が満場一致で選出されました。9月に行われた第35回茨城県畜連常陸牛共励会に続き、佐藤氏が連続してチャンピオンとなり活躍が目立った研究会となりました。この最優秀賞牛は、仮に今年「全共」が開催されていれば間違いなくチャンピオンになったであろうと思われるほどの最高の肉質であり、ロース芯も格付で105㎠と計測されました。市場や卸業者からも「佐藤氏の出品牛は10年に一度の素晴らしい枝肉」、「ロース芯は筋間脂肪がかんでいるものの、通常のロース芯の2倍の大きさがある」と絶賛されました。

また、今回の研究会は年間開催予定になく7月中止分の変わりに急きょ開催したため、全体成績は上物率80%・BMS№7.0と前研究会を下回りはしたものの、優良賞に選出された田上功氏(土浦市)、大里栄作氏(結城市)など若手が活躍した研究会となりました。

入賞者の成績は次のとおりです。

【最優秀賞】佐藤宏弥(常総市)・安福久×百合茂×北国7の8・BMS№12・590㎏・3,014円

【優秀賞1席】古沢茂和(八千代町)・北平安×北国7の8×紋次郎・BMS№10・534㎏・2,105円

【優秀賞2席】柴崎哲夫(境町)・百合茂×北平安×平茂勝・BMS№9・594㎏・2,100円

【優良賞】田上功(土浦市)・金菊徳×平福国1×菊谷・BMS№8・461㎏・1,801円

【優良賞】大里栄作(結城市)・茂勝栄×茂勝×安平幸・BMS№11・585㎏・2,247円

 

 

最優秀賞・佐藤宏弥氏(常総市)

ロース、ばら、広背筋の肉量に富んだ枝肉

 

次回(第38回茨畜連常陸牛研究会)開催は、平成23年11月4日(金)上場で開催する予定です。