平成23年6月28日(火)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第35回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会」を開催しました。今回の研究会は、県内生産者より黒毛和種30頭(雌8頭・去勢22頭)を出品しました。
厳正なる審査の結果、入賞常連者である市村あつ子氏(茨城町)が最優秀賞に選出され、33回研究会まで3連覇を成し遂げていた石崎均氏(茨城町)が優秀賞1席に選出されました。優秀賞2席から優良賞にかけても入賞常連者が名を連ね、その他にもモモ抜けや肉色の良い枝肉が多く出品されました。出品牛全体では、A5率63.3%・上物率100%・平均BMS№8.1・枝肉重量531.1㎏・単価1,688円・販売896,529円という成績でした。
未だ震災以前の相場までは回復していませんが、最優秀賞をはじめ、上位入賞牛には以前に近い単価の伸びが徐々に見えてきました。東京食肉市場の講評では「素晴らしい成績の研究会。体型・モモ抜け・脂質ともに良い牛が多く揃っていたが、販売単価で枝肉相場の影響を受けたことが残念だった。」とのコメントをいただきました。
入賞者の成績は次のとおりです。
【最優秀賞】市村あつ子(茨城町)・平茂晴×平茂勝×安平・BMS№12・558㎏・2,595円
【優秀賞1席】石崎均(茨城町)・福之国×安平×隆桜・BMS№11・544㎏・2,404円
【優秀賞2席】古沢茂和(八千代町)・茂勝栄×第1花国×平茂勝・BMS№10・576㎏・2,111円
【優良賞】佐藤宏弥(常総市)・雌・北平安×茂勝栄×平茂勝・BMS№10・464㎏・2,057円
【優良賞】亀山幸一(茨城町)・雌・北平安×平茂勝×糸福・BMS№10・487㎏・2,016円
次回(第36回茨畜連常陸牛研究会)開催は、平成23年7月29日(金)上場の予定です。