平成23年5月13日(金)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第34回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会」を開催しました。今回の研究会は、県内生産者より黒毛和種30頭(雌10頭・去勢20頭)を出品しました。
厳正なる審査の結果、前回の研究会で優良賞に入賞して勢いのある直営の米平牧場が、満場一致で最優秀賞に選出されました。格付ではBMS№11でしたが、全体的にコザシでモモ抜けや肉色も良く、たいへん肉質の優れた枝肉でありました。また、他の入賞常連者もあった一方で、篠原孝三氏(茨城町)が優良賞に選出されるなど、新たな風が吹いた研究会となりました。また、出品牛全体では、A5率60.0%・上物率86.7%・平均BMS№7.7・枝肉重量513.2㎏・単価1,847円・販売947,957円という成績でした。
震災から約2ヶ月が経過し相場の低迷は未だ続いているものの、去勢牛の売上金額が100万円を超えるなど、復興の兆しが見え隠れした相場展開となりました。
入賞者の成績は次のとおりです。
【最優秀賞】米平牧場(高萩市)・北平安×日向国×福桜・BMS№11・565㎏・2,452円
【優秀賞1席】佐藤宏弥(常総市)・雌・北平安×平茂勝×北国7の8・BMS№10・452㎏・2,479円
【優秀賞2席】倉持一(下妻市)・寿恵福×平茂勝×福桜・BMS№10・574㎏・2,058円
【優良賞】倉持伸一(八千代町)・福安照×勝忠平×平茂勝・BMS№9・582㎏・2,058円
【優良賞】篠原孝三(茨城町)・第1花国×安平×糸秀・BMS№9・543㎏・2,070円
次回(第35回畜連研究会)開催は、平成23年6月28日(火)上場の予定です。