平成23年4月5日(火)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第33回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会」を開催しました。今回の研究会には、県内生産者及び直営牧場より黒毛和種30頭(雌8頭・去勢22頭)を出品しました。
今回は、入賞常連者である石崎均氏の出品牛が2頭とも上位入賞(最優秀賞・優秀賞2席)し、肥育技術の違いを見せつけるとともに、本研究会の3連覇を達成しました。
出品牛全体としては、A5率43.3%・上物率83.3%・平均BMS№7.1・枝肉重量517.3㎏・単価1,596円・販売825,712円という成績でした。
前回の畜連研究会と比較して枝肉格付成績(BMS№・ロース・ばら等)は同等であったものの、震災や原発事故風評被害の影響等によって平均売上金額は約20万円も下がる結果となってしまいました。
しかし、今回からは入賞者へ賞品として「常陸牛」が贈答されることとなり、セリ後の褒賞式では幾分賑わいをみせることができました。
入賞者の成績は次のとおりです。
【最優秀賞】石崎均(茨城町)・福桜×平茂勝×神高福・BMS№10・582㎏・2,132円
【優秀賞1席】桜井武(土浦市)・雌・福安照×勝忠平×安糸福・BMS№10・487㎏・1,700円
【優秀賞2席】石崎均(茨城町)・福之国×平茂勝×安平・BMS№10・510㎏・1,955円
【優良賞】設楽俊夫(笠間市)・雌・金安平×北国7の8×茂重波・BMS№9・474㎏・1,711円
次回(第34回茨畜連常陸牛研究会)開催は、平成23年5月13日(金)上場の予定です。