東日本大震災及び原発事故の影響について

 平成23年3月11日(金)14時46分、観測史上最大の被害となった「東日本大震災」が発生しました。

 水戸市にある本会の事務所においても「震度6弱」という凄まじい揺れが約5分も続き、生きた心地がしなかったほど恐ろしい時間を体験しました。建物である茨城県畜産会館では周囲の舗装に陥没や亀裂が生じ、3階の本会事務所でも、書棚や冷蔵庫が倒れ天井の一部が落ち、備品やガラスが壊れる等、足の踏み場のない滅茶苦茶な状態になってしまいました。 また、鉾田市にある肉用牛振興研修農場でも牛舎の柱をはじめ各所に損傷が生じ、今後の復旧工事が必要な状態です。高萩市にある米平公共育成牧場は施設の損傷はありませんでしたが、牧場付近の道路に損傷が目立ち往来の一部に危険が生じております。両牧場とも、長期間の停電や断水で飼育管理に大変な苦労がありました。

 施設等の破損を修繕するには、まだ時間がかかりますが、本会職員が全員ケガなく無事であったことは、最大の幸せであると思います。

 全国各地の関係する皆様からも、いろいろとご心配いただきましたことに対し、厚く御礼申し上げます。

(震災後、水戸市にある事務所内の様子) 

 また、福島原発事故による放射性物質の問題につきましては、茨城県として農畜産物の調査分析を行っており、牛肉についても「放射能濃度(放射性セシウム)は検出せず」と正式な調査結果が発表されております。関係業者及び消費者の方々におかれましては、茨城県産牛肉が安心であることをご理解頂き、今後ともご支援頂きたくお願い申し上げます。