第23回「名人会」肉用牛枝肉研究会

平成22年9月15日(水)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第23回名人会肉用牛枝肉研究会」を開催しました。

この研究会は、全畜連・茨城県畜連・雪印種苗㈱が共同で開催、配合飼料「名人」の統一した飼育管理による枝肉を全国から集めた研究会です。今回は、6道県(北海道・茨城県・栃木県・千葉県・島根県・熊本県)から黒毛和種53頭(去勢42頭・雌11頭)を出品しました。

審査(最優秀賞の決定)で「安福久」産子と「安忠平」産子の2頭で票が割れるなど、入賞牛及び上位等級は体型・肉質に優れた枝肉が多くありました。しかし、食肉市場の個体講評において「夏場の影響が出たのか、いつもの結果が出なかったことが残念」と述べられたとおり、全体的にはバラツキのある結果となってしまいました。

今回の入賞者は、次のとおりです。

【最優秀賞】茨城県・磯野武紀・去・安福久×茂重波×平茂勝・BMS№11・497㎏・2,474円

【優秀賞1席】北海道・トヨニシフードテック・去・安忠平×平茂勝×神高福・BMS№11・529㎏・2,356円

【優秀賞2席】茨城県・市村あつ子・去・安糸福×北国7の8×紋次郎・BMS№11・536㎏・2,379円

【優良賞】北海道・前川忠昭・去・百合茂×福栄×北国7の8・BMS№10・562㎏・2,276円

【優良賞】茨城県・矢内邦男・去・若茂勝×美津照×北国7の8・BMS№9・471㎏・2,112円

【優良賞】北海道・柴田良幸・去・百合茂×北国7の8×紋次郎・BMS№9・556㎏・2,002円

【優良賞】北海道・新ひだか町和牛センター・雌・北国茂×北平安×藤桜・BMS№9・426㎏・1,800円

最優秀01 最優秀03
表彰

また、褒賞式終了後には恒例となっている肥育技術勉強会が行われました。今回は、茨城県畜連の佐藤道広常務理事による「最高レベルの肥育技術と“発明”について」をテーマとした講演でした。

次回(第24回名人会肉用牛枝肉研究会)の開催は、11月10日(水)上場の予定です。